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トップ ページ > カドミレス材・鉛レス材 カドミレス真鍮棒(黄銅棒)とは
カドミレス(カドミウムレス)真鍮棒(黄銅棒)は、RoHs法で規制されるカドミウムの含有量を75ppm以下に押さえた真鍮棒(黄銅棒)です。(RoHs規制では100ppm以下)
RoHs法が施行されるヨーロッパへの輸出品については、部品1つにいたるまで、この基準を厳格に守る必要があります。違反が摘発された場合の課徴金も莫大です。 真鍮は、銅と亜鉛の合金ですが、この亜鉛に再生亜鉛を使っていたため、不純物としてカドミウムが含まていました。この再生亜鉛を、電気亜鉛に変えることで、カドミウムの含有量を下げることができます。 少し経費がかかるだけで、簡単に解決できるものです。不純物の割合が少しだけ変わるだけのものですから、外見も加工性も全く同じです。 それでは、 従来の真鍮材には、カドミウムがどれだけ含まれたとかいうと、伸銅協会の資料によれば100ppm前後です。従来品の7割程度はRoHs法をクリアーできています。 従来品の3割ほどが、基準を満たしていないことが問題なのです。また、再生亜鉛は、品質のばらつきが大きいため、基準を大きく外れる場合もありうるということです。 次に、なぜカドミレス材が75ppm以下かというと、一般的な分析器の誤差が20ppmもあるからです。75ppm以下にしておけば、どんな場合でも確実に規制をクリアーできるからです。ちなみに、小社で使ったカドミレス材は、ミルシートによると、40〜60ppm台です。 カドミレス材の現状
カドミウムの含有量が違うだけで、外見も加工性も従来品と全く同じです。分析器でも見分けが難しいほどのものです。
材料が入手できるかと、管理の問題だけです。 05年の夏ごろから、急速に動き出してきており、南製作所でもかなり使っています。 真鍮に含まれる亜鉛に、再生亜鉛でなく、電気亜鉛が使われるため、若干値段が高くなります。50〜60円/kg 高 材料サイズは、かなり揃ってきています。 < 現在入手可能なサイズ> 06.5.26現在(ほとんどのサイズが揃いました) 丸:3、 3.9、 4、 4.5、 4.9、 5、 5.5、 6、 7、 8、 9、 9.5、 10、 11、 12、 13、 14、 15、 16、 18、 20、 22、 24、 25、 26、 28、 30、 32、 34、 35、 36、 38、 40 六角:5.5、 6、 7、 8、 10、 11、 12、 13、 14、 16、 17、 19、 20、 21、 22、 23、 24、 26、 27、 30、 32、 35、 40 上記以外でも、従来品にあるサイズについては 作ってもらえます。1ロット500kg以上で、約3ヶ月かかります。(メーカー、サイズにより150kgで2ヶ月) ローレット材も可能です。 基本的に受注生産で、材料屋さんが予想して作らせて在庫しているものです。種類も増えてきました。 細いサイズは、以前からかなり動いており、太いサイズも動き出しています。 ただ現在は、 一般材と同様に、原料不足で、供給が一定量以上増やせません。少しまとまった注文が入ると、品切れを起こします。在庫が切れた場合は、2〜3ヶ月程お待ちいただくことになります。 カドミレス材は、かなり使われてきており、既に一般化していると言えます。 何なりとお問い合わせください。 今年(06年)の東京都伸銅品商業組合1月記者懇談会で、カドミレス棒が黄銅棒全体に占める比率が25〜30%と報告されています。 鉛レス材の現状
鉛レス材については、現在、市場動向を静観している状態です。まだ取り組んでいません。
一応、ビスマス系やシリコン系の鉛レス材が開発されていますが、切削性が落ちること、切粉の管理を厳格にしなければならないこと、値段が高いこと、ほとんど流通していないこと、ニーズがないことなどがあり、 この材料では普及しないと考えるからです。 特に切粉の管理は、メーカーの言い分を忠実に守るなら、専用の工場が必要でしょう。どちらの切粉に対しても、もう一方の切粉が少しでも混ざってはいけない。たとえ機械を専用にしても、切粉は飛散します。 なにより、RoHs規制で、一般材に含まれる有害な「鉛」が規制されないことが、その実現の困難さを如実に証明しています。 昨年(05年)のニュースでこれとは全く違った鉛レス材が開発されたと報道され、春に発表と、直接開発者からも聞きましたが、その後動きがありません。 「東大とサンエツ金属、RoSH規制対応の鉛フリー快削黄銅材を開発」 材料屋さんなどから仕入れた情報も総合して、かなり信憑性があったのですが・・・。 うまくいかなかったのでしょう。 これが出たらと思っていましたが、再考です。需要が出てきたら対応を考えます。 先日、新たな情報を得ました。研究はその後も進められているそうです。秋に発表とか・・・。 現時点での特性だけでも伸銅業界の方々は信じられない特性・データを目にするかも知れないということです。 期待しています。(6.6.4追記) |
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